アルゼンチンはウエディングにお金をかけすぎない

アルゼンチンでは正式に婚約をするまでに、恋人として同棲する期間が長い傾向があります。そのため、ウエディングの前に子どもを授かっていることも珍しくありません。結婚が決まると女性は独身最後のパーティーを楽しみます。派手なメイクや服装で、食事に行ったりダンスを踊ったりします。

一方で、アルゼンチンのウエディングは厳かに進められます。カトリック教徒では、21時以降に教会で行われます。新郎新婦や両親、結婚の証人が神父の前に出ます。神父は聖書の言葉を述べて、新郎新婦が誓いの言葉を言います。

指輪を交換して台帳に署名をすれば、結婚式が終わります。教会を出た新郎新婦は、参加者からのライスシャワーの祝福を受けます。アルゼンチンでは、ウエディングを晴れて夫婦になる貴重な日と考えていますが、必要以上にお金をかけません。披露宴には二次会がなく、少しでも多くの人と喜びを共有したいという気持ちが強いです。

新婦はウエディングドレスを作ったりレンタルしたりしないで、友人から借りたもので式に出ます。一方新郎も特別に衣装を準備することはなく、大切な日に着る服で望みます。アルゼンチンにもブーケを受け取った人が、次に結婚するという言い伝えがあります。ケーキカットに使うケーキは、友人の手作りで用意されます。

ケーキの中に「ソルプレッサ」という小さな飾りのついた物が埋まっています。独身女性が一斉にケーキから出る紐を引っ張ってそれを見つけると恋人と近々結婚するとされています。

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